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下呂温泉のグルメも観光も楽しめるおすすめスポット&プランを紹介

岐阜県にある下呂温泉は三名泉にも数えられる名湯です。温泉街としてもとても素晴らしいところですが、それだけではなく、名物グルメはもちろんのこと、個性的な観光スポットもあります!鉄道で行く場合には高山線の絶景も感動ものです。

若者からシニア世代まで幅広い世代の人々が訪れる人気の観光スポットでもあります。

この記事では、下呂温泉のおすすめスポット、グルメ、アクセス情報を解説します!

下呂温泉の紹介

下呂温泉は飛騨川を挟んで東西に温泉旅館が立ち並ぶ、岐阜県の中でも人気のある観光地です。どちらかというと東側の方が旅館も飲食店も多く、賑わっています。

温泉街から約4キロ離れた湯ヶ峰という山で10世紀に発見されたのが下呂温泉の始まりと言われています。しかし、13世紀(鎌倉時代中頃)にこの温泉が突然出なくなってしまいます。その後、飛騨川の岸辺で温泉が湧き出ているのが再び発見されました。この場所が今「噴泉池」と呼ばれている場所です。これをきっかけに周辺が温泉街として発展していきました。

そして現在では約50軒のホテルや旅館が立ち並ぶ、国内でも有数の温泉街となっています。街並みからもその歴史を感じとることができます。ホテルや旅館、飲食店、お土産店と駅があまり広くないエリアにまとまっているため、長時間歩いたり、運転することなく観光できることから、シニア層や子供連れに優しい観光地です。若者を意識したカフェができていたり、カエルが描かれた思わず写真を撮りたくなるようなマンホールがあり、白鷺橋の写真スポットにはスマホやカメラを置いて撮影するための台があるなど、若者も楽しめるような街づくりがなされています。

参考:下呂温泉観光協会公式HP

下呂温泉へのアクセス

下呂温泉へ行くには、鉄道、バス、自動車の3つの手段があります。
温泉街というと鉄道の主要駅、最寄駅から路線バスなどで向かう場合が多いですが、下呂温泉はJRの特急が停車する下呂駅の目の前から温泉街が広がっているというアクセスの良さがウリの1つになっています。

鉄道ならJRの特急ひだ号で

高山線の絶景を楽しめるJRの特急ひだ号で名古屋からは1時間40分、岐阜からは1時間20分、高山からは45分、富山からは2時間20分で結んでいます。おすすめは先頭車両です。

大阪発着も1日1往復運行されており、大阪〜下呂間は約3時間30分です。

下呂方面へ向かう自由席車両最後尾1号車より

飛騨川と並行して走る高山線は、車窓から澄んだ飛騨川の景色と雄大な自然を満喫することができます。景色は先頭車両の最前列がおすすめですが、全体的に窓が大きく作られていて、広大な景色を眺めることができるようになっています。コンセントはありませんが、Wi-Fiが使えます!

ひだ号利用にあたって、2点注意があります。

(1)岐阜駅で進行方向が変わる

名古屋駅で乗車する際には先頭車両の最前列を確保したつもりでも、岐阜駅を出発するとその席は最後部車両の最後部になってしまいます。岐阜から下呂へ向かう際には先頭車両はグリーン車もしくは指定席、反対に下呂から岐阜へ向かう際には先頭車両は自由席です!富山からの場合はその逆になります。お買い間違いないようご注意ください。

(2)下呂駅はICカードが使えない

下呂駅を利用する際には紙の切符を利用しなければなりません。それを知らずに岐阜駅からモバイルSuicaで乗車してしまった私は、社内で車掌さんから乗車証明の発行を受け、下呂駅では駅員さんのいる窓口で精算と、時間のロスもあった上、係の方の仕事を増やしてしまいました。紙の切符でスムーズに乗車と下車をしたいですね!

下呂駅にはコインロッカーがあり、荷物を入れることができるほか、観光協会もあるので、そこでパンフレットをもらったり、レンタサイクルを借りることができます。

特急列車の到着時には各旅館やホテルのスタッフが駅前で待ち構え、シャトルバスで玄関まで連れて行ってくれるので移動もラクラクです。

名古屋から直行バスもあり

名古屋から下呂までは1日1往復の直行バスも運行しています。所要時間は2時間半で、大人3,700円で利用できます。特急ひだ号を利用すると4,700円かかるので、バスの方が50分所要時間が増える分1,000円安くなる計算です。もちろん、JRの乗車駅によって差額は変わります。

自動車

名古屋からは国道41号線などを利用して2時間半ほどの所要時間になります。
大阪からは名神高速道路などを経由して4時間半程度かかります。
富山からは国道41号線などを利用して3時間ちょっとです。

各ホテル旅館や観光施設には駐車場があり、周辺には少ないですがコインパーキングもあるので駐車場には困ることはないと思います。温泉街は一方通行の道があったり、狭い道も多いので運転には十分お気をつけください!

下呂温泉の美肌の湯を“湯めぐり”

下呂温泉は「美肌の湯」として有名です。源泉の管理に力を入れており、組合に加盟している全ての施設に正真正銘の天然温泉が引かれていて、同じ泉質の温泉に入ることができます。しかし、泉質は同じでも、施設によって行く場のつくりや景観に個性があるため、様々な施設のお風呂をめぐるのが一般的な楽しみ方になっています。また、旅館によって昼食とのセットプランを販売しているところもあります。

そんな「湯めぐり」は下呂温泉でも大きな楽しみの1つですが、現在気をつけなければならない重要なポイントがあります。

湯めぐりには「湯めぐり手形」の利用が便利です。各旅館やお土産店などで1つ1,300円で販売しています。この手形1つで有効期間6ヶ月の間に3軒の施設で入浴することができます。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては利用制限がある場合があります。最新情報をご確認ください。

http://www.gero-spa.or.jp/
↑下呂温泉旅館協同組合公式サイト

下呂温泉の中心部、林羅山の像がある白鷺橋から南東方向徒歩5分の場所にあるこちらの「木曽屋」が現在日帰り入浴可能な旅館の1つです。温泉街ではなく、住宅街にあるため、とても静かなところです。

畳張りの床が独特の和の雰囲気を演出

 

露天風呂は狭すぎず広すぎずゆったりと落ち着ける

入浴料は1,000円でフェイスタオルがもらえます。館内の食事処「宴蔵」で食事をし、レシートを持参すると半額以下の400円で入浴できます。「宴蔵」では、下呂名物の「飛騨牛トマト丼」を食べることができます!今回私は食べ損ねたので、次回は必ずいただきたいと思っています。また、フロントでは下呂温泉合掌村の入場券を100円引きの700円で購入することも可能なので、合掌村へ行く方はこちらで予め購入しておくのがおすすめです。

その他には、小川屋、望川館、水明館などは日帰り入浴可能な旅館です。(2020.12末時点)また、公衆浴場である「クアガーデン露天風呂」や「白鷺の湯」もぜひ訪れたいスポットです。「白鷺の湯」は浴場内にシャワーのみで石鹸などは置いていませんので、訪れる際にはご注意ください。

下呂温泉ではお土産店前や公園、旅館内外などにある各所の足湯も楽しみたいスポットの1つです。しかしながら、こちらも新型コロナウイルスの影響で封鎖している箇所があります。代表的なものは「ゆあみ屋」というお土産店にある足湯です。ここでは、名物の「温玉ソフト」や「ほんわかプリン」「白鷺の湯」の前のものは時間を限定して開放していました。

下呂温泉の湯めぐりのもっと詳しい情報はこちらの記事をご参考ください!
下呂温泉の日帰り入浴おすすめ4選 湯めぐり手形を使って美肌になろう!

下呂温泉グルメ

温泉に入ったら、美味しいグルメもできれば一緒に味わいたいですよね!

下呂温泉は岐阜名物の飛騨牛グルメの宝庫です。ステーキ、丼、ラーメン、ハンバーグなど様々な形で飛騨牛を味わえます。また、飛騨牛だけでなく、下呂温泉の名物である「鶏ちゃん」も是非味わっていただきたいです!そんな飛騨牛グルメを2つと、鶏ちゃんを紹介します。

飛騨グルメ勢揃い せん田

周辺に飛騨牛をいただけるお店は複数ありますが、その中でも人気の高いのが「せん田」です!「せんだ」と読み、「田」に濁点がつくのが正式です。

せん田の特徴は立地の良さと値段のリーズナブルなところ、メニューの豊富さです。

お席は座敷とテーブルを選ぶことができました。清潔感があって上品な店内ですが、敷居の高さは感じさせませんでした。

「せん田」の玄関。旅館のようにも見える。

 

せん田の人気No.1は、名物の飛騨牛を使った「飛騨牛まぶし丼 1,980円」です。飛騨牛を千円代で食べられるということで人気があります。お肉は柔らかく、しつこくない味わいです。最初は丼で、締めはお茶漬け風にする一度で二度美味しい食べ方ができます。

他にも朴葉味噌や地元の川魚を使ったメニューが豊富です。そのリーズナブルさ、手軽さから9月の平日ということもあって夏休み中の学生が複数グループ来店していました。

人気No.1「飛騨牛まぶし丼」1,980円

せん田は立地も素晴らしいです。白鷺橋から白鷺坂を登って徒歩3分のところにあります。白鷺の湯、かえる神社や温泉博物館もすぐそばです。

飛騨牛ラーメン 飛騨屋

名物の飛騨牛を薄切りにして、チャーシューの代わりにラーメンに載せたのが飛騨屋の人気No.1メニューの飛騨牛ラーメンです。

店内は決して広いとはいえないカウンター席になっていていかにも個人経営の小さな居酒屋のような雰囲気です。昼はラーメン屋、夜は居酒屋として営業しています。気さくなご主人が楽しそうに、しかし職人の目つきで作ってくれます。

飛騨牛ラーメン 1,300円

味はあっさりとした醤油ベースです。牛肉から溢れる旨味とのバランスが素晴らしいです。薄切りにされた5等級の飛騨牛はとても柔らかく上品な味わいが広がります。少食の方にはハーフサイズもありますが、お肉がさほど重くなく、スルスルと味わえるラーメンです。

他にも、チャーシューメンや、飛騨牛丼といったメニューもあります。

 

飛騨屋はせん田のすぐそばにあります。かえる神社や温泉博物館とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか?

夜の居酒屋メニューはこちらから↓

飛騨屋:公式HP

鶏ちゃん定食 甚呂

「鶏ちゃん(けいちゃん)」とは味噌や醤油ベースのタレに漬け込んだ鶏肉と、キャベツなどの野菜を炒めた料理です。元々は卵を産まなくなった鶏を貴重なタンパク源として食べるようになったのが始まりで、手軽に作れてご飯にもお酒にも合うということもあり、この地域の郷土料理であるだけでなく、ソウルフードとして愛されています。

使う野菜や味付けを変えることでバリエーションが出るため、家庭やお店ごとに違った味になります。

下呂温泉名物「鶏ちゃん」

私がおじゃました「甚呂」は白鷺橋のすぐ隣にあります。ここの看板メニューが「鶏ちゃん定食」です。名物の鶏ちゃんと、ご飯、味噌汁、漬物がセットになって1,160円でした。理由はよくわかりませんでしたが、この店では取られた税は5%でした。

「鶏ちゃん」はガスコンロの上に、中央が膨らんだ鍋が乗り、その上に写真のように中央に肉、周囲に野菜という状態で出てきます。

お店のおばちゃんが焼き方を丁寧に、楽しく教えてくれるので、困ることはありません!うまく焼けると褒めてくれますし、下手だと冗談まじりでダメ出しをしてきます(笑)

便利な立地で焼いて楽しい、食べて美味しい、そんな「甚呂」でした!

外観からは入り口がわかりづらいですが、イタリアの国旗のすぐ右隣を入っていくと、入り口の自動ドアがあります。

参考:めいほう鶏ちゃん研究会

下呂温泉周辺観光スポット

下呂温泉の楽しみ方といえば湯めぐりのイメージが強いでしょう。しかし、温泉をテーマにした観光スポットや下呂温泉を一望できる展望台など、様々な観光スポットがあります!

温泉博物館

その名の通り、温泉の歴史、文化、科学などを学ぶことができる施設です。入口では温泉で手を洗います!受付向かいの券売機で入場券を買い、受付に出して入館します。

館内では紙、写真、模型など様々な資料から江戸時代の温泉番付や、全国各地の温泉地の成分や効能を知ることができます。全国の温泉地のパンフレットも揃っているので、次回の温泉旅行はどこに行こうか…と考えを巡らせるのも楽しいです!温泉街の中にあるため、アクセスも良好で15〜20分もあれば見学できるため、時間が少なくても訪れることができます。下呂温泉に来たら必ず立ち寄って欲しいスポットです。

温泉博物館:公式HP

下呂温泉 合掌村

岐阜県といえば世界遺産に登録されている白川郷に代表される、合掌造り集落が有名です。そんな合掌造りの建造物を下呂温泉でも見ることができます。

写真にある「旧大戸家住宅」は江戸時代(19世紀)に建てられたもので、国の重要文化財にも指定されています。そんな合掌造りの住宅の中に入って見学することができるんです!植物など庭にも趣向が凝らされていて飛騨の合掌造り集落の独特の世界観を肌一杯に感じることができる場所です。園内では着物のレンタルもできますよ。

合掌造り住宅の展示だけでなく、ここにも足湯があったり、料理の神様がいる神社もあり、うどんも団子も川魚料理もあり、絵付けなどの体験もできて、全長175mの滑り台もあるという、「意外にいろいろ楽しめるな!」という場所です。観光には最低30分はみておきたいところです。もちろん、お土産を買える売店もあります!私が訪れた時には先着50名に施設内のお食事処合掌茶屋でのコーヒー50円引き券がもらえました。

下呂温泉の中心部、白鷺橋からは徒歩15分ほどですが、坂があるためややきついかと思われます。150台停められる無料の駐車場があります。入場料は高校生以上800円、小中学生400円です。午前中が空いていておすすめですよ!

下呂ふるさと歴史記念館

白鷺橋から徒歩30分、合掌村から15分坂を登り、縄文橋を渡ったところにあるのが歴史記念館です。入場料無料で岐阜県の歴史を学ぶことができます。

隣の縄文公園には…

縄文時代の竪穴住居(復元)

縄文時代の竪穴住居2軒、弥生時代の竪穴住居1軒が復元されています。また、保存館には発掘当時の住居跡が保存されています。

下呂森城跡(城平見晴台)

下呂温泉を見渡せる、そんなスポットが縄文公園から徒歩20分、白鷺橋からは1時間のところにあります。その景色がこちら!

写真は温泉街からはやや南東寄りですが、木曽川の青、山の緑がとても美しいです。私は誰かに見せたくてたまらなくなってしまいました。

しかし、縄文公園からここまでの徒歩20分はそれまでのとはわけが違います。

こんな山道を20分間登り続けます!サンダルやヒールでは危険です!

しかし、緑に囲まれてとても綺麗な空気に包まれ、息を切らして登りながらもある種のリラックス効果がありました。

そして登っていくと見えてくるのが、さすが城の跡地だなと言える、櫓のような展望台です!

登り切った時の達成感は誰かと一緒に共有できないのが寂しくもったいないくらいの素晴らしいものでした!この展望台の最上段から撮影したのが、先ほどの風景写真です。

白鷺橋からは徒歩1時間坂を登り続けるということでかなりいい運動になりますが、お時間に余裕があれば是非とも目指して欲しい場所です!

まとめ

下呂温泉は温泉自体もとても素晴らしいですが、グルメも個性的な観光スポットもあるということをご理解いただけたでしょうか?みなさんが訪問される際のご参考にしていただければ嬉しいです。

下呂温泉の旅館についてはこちらの記事もご参考ください↓

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