温泉に入りながら山々や街の景色を眺める…
そんな夜に、一度は憧れたことがありませんか?
それが叶うのが山の中腹にそびえ立ち、最上階の展望露天風呂を持つ“ホテルくさかべアルメリア”です!
今回は下呂温泉きっての眺望を誇る“ホテルくさかべアルメリア”を紹介します!
展望露天風呂から下呂温泉を一望
“ホテルくさかべアルメリア”は下呂駅の西側、温泉街とは反対側の高台に立つホテルです。
1995年11月に前身の“ニュー美楽の里”を改め、新館を増設してリニューアルオープンしたのが“ホテルくさかべアルメリア”です。その後もリニューアルを重ねており、25年前にオープンしたとは感じさせないきれいな状態を保っています。
建物は本館と新館に分かれ、さらに本館はケーブルカーを挟んで北ウイングと南ウイングに分かれています。
本館は前身の“ニュー美楽の里”時代から使用しているもので、新館はリニューアルオープンの1995年に完成したものです。山の斜面に沿って建てられているため、ホテルの構造も斜めになっているのはとても珍しいと思います。斜めに作られているので、館内にエレベーターではなくケーブルカーが設置されているんです。

館内はレンガ風に作られ、洋風でリゾートホテルのような雰囲気です。

館内には売店、レストラン、大浴場だけでなく、昭和な雰囲気が漂い、昼は喫茶、夜は居酒屋として営業している“レンガ横丁”(喫煙可能のため、20歳未満は入店不可)や、夏季限定の“オリエンタルビアガーデン”、そして名物はなんといっても“ニューハーフショー”です!老若男女、皆様にお楽しみいただける、笑あり、涙ありのステージです。(2020.12現在は新型コロナウイルスのため休止中)

そして女性限定で“彩り浴衣”を利用できます。フロントで申し込むと、ロビーの奥の浴衣コーナーから自分のお気に入りの柄の浴衣を選び、着ることができるんです!サイズも柄も豊富に取り揃えているので、お気に入りの一枚がきっと見つかります。しかも無料です!自分のとっておきの一枚で、下呂温泉の夜を楽しんでください!


種類豊富でゆったりくつろげる客室
このホテルには全125室12の部屋タイプの客室があり、カップルからファミリー、シニア層まで幅広い方々にくつろいでいただけるようになっています。
ちなみに洋室は新館に1室(ツイン)のみあります。他にベッドのある部屋は和洋室となります。
アジアンデラックス和洋室、ビスター、インペリアルの3つの部屋タイプは禁煙となっています。他は消臭対応となっている上、全室に加湿空気清浄機を設置するほど、ニオイや空気へのケアを大切にしているホテルですが、どうしても気になる方はこれらを指定しましょう。
私が2020年12月に宿泊したのは、本館6階の612号室です。このお部屋はHPによると、アジアンスタンダード和室のようです。

10畳の広さで最大5名まで泊まることができるお部屋です。全体的にモダンな雰囲気のお部屋ですが、まず、この座椅子を見てびっくりしませんか?私は「あれ、なんとなく旅館らしくないデザインだけど悪くない」なんて思いました。実際に座ってみると、思わず「ふぅ〜」と息を吐き出して全身の力が抜けてしまうくらいの快適さでした!

そして、アメニティもとても充実しています。大きな特徴は部屋に各サイズの浴衣が揃っていることでしょう。館内はこの浴衣に、お部屋のスリッパで過ごすことができます。他の旅館やホテルだと、部屋にあるのは男性Lサイズ、女性Mサイズなどと決まっていて、仲居さんに取り替えてもらったり、フロントに電話して取り替えてもらうなどの手間がありましたが、ここではそんな手間は一切ありません!
また、部屋に仲居さんが来て説明するようなこともなく、フロントで鍵をもらえればもう自分の時間になるので、早く部屋でゆっくりしたい方には適しています。
他の旅館だと、フロントでチェックイン後に仲居さんから館内説明、部屋へ案内、お茶出しなどがあってなかなかくつろげないことがあるので、疲れて早く風呂へ行きたかった私にとってはとてもありがたかったです。
<客室の設備>
無料Wi-Fi、バス付ウォシュレットトイレ、エアコン、TV、冷蔵庫(中の飲み物は有料)、金庫、湯沸かしポット、お茶セット、ティッシュ
<アメニティ>
ハンドタオル、バスタオル、歯磨きセット、石鹸、シャンプー、リンス、化粧水、乳液、ヘアトニック、髭剃り、くし、ヘアブラシ、キャップ、スリッパ
また、この部屋はバルコニーがついていたので出てみると…

朝にはこんな景色を楽しむことができるでしょう!ちなみに、夜の間に雪が降ったため、山や木がうっすらと雪化粧しています。
このホテルは部屋数、種類が多く様々なので、事前にご自身でお調べいただき、希望の部屋を決めておくことをお勧めします!

違った雰囲気を楽しめる2つの大浴場
さて、大浴場は館内に2カ所あります。いずれも本館の2Fクアカーディナル「湯の森」、8F展望露天風呂「花見月の湯」です。新館には大浴場はありません。いずれもお風呂は循環・加温式です。いずれの大浴場も内風呂と露天風呂の両方がついています。シャワーもあり、シャンプー、リンス、ボディーソープも揃っているので、お部屋からはタオルを持っていきましょう!
現在は新型コロナウイルス感染対策として、人数制限をしています。入口のスリッパ用の下駄箱とロッカーがいくつか使用不可になっており、使用可能な下駄箱数とロッカーの数が一致するようになっています。よって、入口のスリッパ用の下駄箱が埋まっていれば満員とすぐにわかるように工夫が施されています。
クアカーディナル「湯の森」本館2F
ジャグジーバスやサウナなど、さわやかさのある大浴場です。緑に囲まれた露天風呂は癒しの効果抜群で、たまった疲れを取ってくれることでしょう。
展望露天風呂「花見月の湯」
下呂の街を一望できる総ヒノキ造りの展望露天風呂が大きな特徴です。昼は雄大な自然、夜は夜景と、下呂の街の2つの違った顔を眺めながら、“美肌の湯”として有名な下呂の温泉に入ることができます。

飛騨グルメをふんだんに使ったお食事
お料理は素材本来の味を大切にするため、調味料にまでこだわっています。さらに、料理の美しさを際立たせるために季節に応じてメニューだけでなく器も厳選して変えるほどの徹底ぶりです。
食事は本館に宿泊の場合には2階のレストラン“バーガンディ”でのバイキングと7階のレストラン“ベルビュー”での和会席のいずれか、新館に宿泊の場合にはお部屋での和会席となります。私は朝夕ともに“ベルビュー”で和会席をいただきました!

お品書きをいただけなかったのが残念でしたが、前菜から、焼物、温物、強肴、ご飯、お味噌汁、香の物、水物と一般的な和会席料理でした。

お肉は新鮮でとても良い色合いです。これを焼いていくと…

こうなります!
朴葉味噌はご飯にも合います!ということで…

余った味噌はご飯に乗せて、“朴葉味噌ご飯”にしていただきました。
全体的にとても丁寧な盛り付け、味付けになっており、大満足の夕食でした。

さて、朝食も同じくベルビューでいただきました!

朝食はご覧のようなセットです。朝から豪華です!そして朝にも朴葉味噌が登場です。バランスが取れ、味付けは濃くなく、脂っこいものもなく、口にも胃にも優しい朝食でした。

そして、ベルビューの強みはこの景色です!夜景も素晴らしかったですが、朝のこの景色も素晴らしかったです。こんな景色を見ながら名物を味わえる朝食なんて、最高の贅沢ですよね!

アクセス
①車の場合
中津川ICから約1時間、高山ICから約50分です。冬は雪用の装備が必要です。
150台収容可能な無料駐車場があります。予約時に車の台数を伝える必要があります。
②電車の場合
JR高山線の下呂駅が最寄りです。下呂駅へは特急ひだ号に乗って名古屋からは約1時間40分、富山からは約2時間30分です。
下呂駅⇔ホテル間は夕朝とも無料送迎バスがあります。徒歩だと15分ですが、高低差60mほどを登らなければなりません。
下呂〜高山も40分程度なので、一緒に観光する人がとても多いです。
朝9:15と10:15には合掌村への無料バスがあります。合掌村へは下呂駅からだと15分程度坂を登り続けなければならないので、観光する方はぜひ活用しましょう!
チェックイン時間は15時、チェックアウト時間は10時と、下呂温泉の他の旅館と比べるとチェックイン時間は遅く、チェックアウト時間は早く設定されています。
まとめ
いかがでしたか?“ホテルくさかべアルメリア”はこれだけの無料サービス、清潔感ある館内、豪華なお食事が揃っていて18,601円と、2万円を下回ります。下呂温泉にある旅館、ホテルの中で食事が朝夕ともバイキングでなく会席の宿泊プランで比較するとほとんどが2万円を超えてくるので、比較的安い方といえます。
皆さんもぜひ、下呂温泉に来て、美肌の湯に入ってみてくださいね!そして、リーズナブルで上質な“ホテルくさかべアルメリア”でグルメを堪能し、リラックスしたひとときをお過ごしくださいね!

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