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旅行会社の法人営業のお仕事!営業の日常と案件獲得の流れを解説

生まれ育った地域を盛り上げたい、スポーツに関わる仕事がしたい、好きなアイドルと一緒に仕事がしたい、趣味を仕事に繋げたい、好きなことを仕事にしたい…それ、全部叶います!

あなたの「好きなこと」を仕事にできる、そんな旅行会社の法人営業のお仕事を紹介していきます。

旅行会社の法人営業のお仕事について解説

まずは、以下の図をご覧いただきましょう。

日常の仕事は、仕事になりそうなネタを探し、仮説を立て、電話でアポを取り、会って話をすることです。
この時にそこで自分の考えた企画を提案し、その返答やその他に聴いた話の内容を基に後日再度提案、打ち合わせを繰り返して旅行の実施へと至ります。もし企画や実施の内容が良ければその企業から他の仕事をもらえたり、毎年の行事であれば毎年任せてくれるようになったり、また他社の人を紹介してくれ、そこで新たに仕事をもらえるなどの連鎖も生まれます。

「仮説立て」とは、「この会社だったらこんな旅行の需要あるんじゃないの?」というのを想像することです。
学習塾なら「合宿やってないかな?」とか、国内外に展開する大企業なら「全社会議やらないかな?」とかですね。この辺りの考え方、発想の鍛え方については入社時の研修で基礎知識を得て、現場の先輩上司から知識や考え方を盗んでいく方法で十分だと思います。

お客様を獲得していけば、ある程度安定して仕事をもらえるようになりますが、ある程度お客様を獲得するまでは「ネタ探しや仮説立て→電話でアポ取り」を中心に、先輩の事務仕事を手伝うという日々が続いていきます。

仮説立てとアプローチ先の選定には以下の方法があります。

  1. 自分の趣味、部活、アルバイト、好きなことの知識や経験
  2. 新聞
  3. 業界ごとの企業リスト

自分の経験や好きなことならいろんな発想が生まれやすいですね。例えば、アニメや漫画がが好きな人が制作会社などとコラボしてファンツアーを行うなどです。

一番アポが取れやすいのは新聞ネタです。その日の朝刊に目を通し、旅行需要がありそうな記事を探します。例えば、あるカフェが海外に出店計画中という記事を見つけたら、「視察するかな?」「オープン記念イベントやるかな?」「プレオープンで企業関係者や得意先を招待するかな?」といった仮説が生まれます。そこで「今朝の〇〇新聞を拝見し、△△の面でお役に立てないかと思い電話しました…」という切り込み方ができます。普段から新聞やニュースで仕事になりそうなネタをチェックしておくといいと思います!

「歌手の○○さんと絶対に一緒に仕事する!」という強い信念を抱いて入社し、本当にその歌手の方のライブツアーを担当し、宿や会場の手配を行い、ツアー中も常に一緒に添乗してまわったような人がいるように、自分の興味あることを仕事にできるのが旅行会社の法人営業の仕事です。応援したいアイドルや、有名人がいればアプローチしていって協力してイベントやツアーを開催することができます。

知識や出会いの広がりも魅力の1つです。それまで興味や関わりのなかった業界の人と突然一緒に仕事をすることもあります。そのため、普通では到底知り合えなかったような人と知り合いになり、業界のさまざまな裏話、豆知識を聞くこともできるかもしれません。

ノルマは存在する

ここまでは法人営業の仕事の魅力について書きましたが、旅行会社とはいえ営業は営業です。会社からはノルマが与えられ、その達成を求められます。
好きな仕事ができてもノルマが達成できなければ評価はされず、給料は上がっていきません。

せっかく思いついたアイデアでも、上司を納得させられる収益が見込めなければ世の中が求めていそうな企画でもボツです。旅行業界では忙しくしている社員が多いため、先輩や上司に相談しづらく、好きな仕事で収益化できるアイデアをもらうためにはややハードルがあります。

営業の仕事は「人々の悩みを解決すること。その対価としてお金を頂くこと」ですが、その上で「〇〇万円利益を出した!」がやりがいやモチベーションになるタイプの人でないと厳しい世界です。「人々の笑顔」「社会貢献」にやりがいを感じる人、それらがモチベーションになる人は営業より添乗員の方が向いていると個人的には感じています。

さらに、添乗業務に憧れを持っている人にはさらに厳しい現実があります。営業をやっていると、上司の判断で添乗に行かせてもらえないことがあります。仮に1週間添乗に出るとなると、その間営業活動ができなくなり、稼げないからです。要は費用対効果ってやつです。派遣添乗員を雇えば、そのツアーにかけるコストは高くなりますが、営業活動ができればそれ以上に稼げる可能性もあります。特に近年は添乗業務を派遣添乗員にアウトソーシングする動きが加速しており、営業マンが添乗しなくなる日も来るのではないかと懸念しています。

まとめ

法人営業の仕事の概要、魅力と現実のブラックな部分も紹介してきました。

1〜2割のやりがいや楽しさを得るために8〜9割の辛いことを乗り越えることができ、営業の仕事に使命感を燃やせる人であればきっとぴったりの仕事だと思います。

時には自分のこだわり、信念を貫き通すために上司に意見をぶつける場面も必要になってくるでしょう。上司や先輩にも物怖じせず自分の考えをしっかりと持ち、伝えることができる気の強さも必要になります。

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