あなたにとって、修学旅行の思い出といえば何ですか?
夜にお部屋で普段できないような話を友達としたこと?
当時好きだった人に告白したこと?
それとも、修学旅行の記憶が全くない??
このように、修学旅行の思い出といえば様々、十人十色でしょう。
そして、学校での遠足といえばバスやホテルでレクリエーションをやったという思い出がある人もいるのではないでしょうか?
この記事では、私が修学旅行の添乗で目にした、今時のオンラインレクリエーションについてご紹介します。
今回は添乗員のお仕事シリーズのうちの1つで、珍しいエピソードの紹介です。
「学校のレクリエーションも進化しているんだなあ〜」くらいの気楽さで読んでいただければ嬉しいです。
学年全体オンラインレクリエーションを計画
出発当日、引率教員用のマニュアルを見てびっくりでした。(※)
札幌への2泊3日の修学旅行2泊目の夜、オンラインでの学年全体レクリエーションが予定されていたのです。
出発当日はあれこれとトラブルが起こったため、「面白い企画だな〜」くらいで、レクのことを考えている余裕などない状況だったのですが、札幌についてから乗車したバスがたまたまレクリエーション担当の先生だったため、雑談の中でレクリエーションについて相談を受けることになりました。
初日の夜に本番の配信会場を利用してリハーサルを行うこと、係の生徒たちが準備を重ねてきているため、リハーサルも本番も係に任せて口出ししないように考えていることなど、内容や先生の考え方についてお話を聞くことができました。
レクの景品としてお菓子や飲み物を用意するらしく、係の生徒と一緒に買いに行けるスーパーがホテル付近にあるか、ホテルではマイクやグラスを用意してもらえるかなどの相談も受け、回答しました。
このように、一言で修学旅行といっても、その学校がある地域性や学校の方針などによって様々なカラーがあり、それに対応するのが面白さであり、大変なところでもあります。
※修学旅行では先生方と同じ情報を共有するため、先生方が使うものと同じマニュアルを添乗員も使用するのが通常です。
リハーサルも行い入念に準備を重ねる
初日の夜、リハーサルを行うにあたって、先輩添乗員からPCの接続を手伝うように命じられ、先生や係の生徒たちと一緒に会場に入りました。
Wi-Fiの接続、PCの設定や必要な道具を揃えるにあたって生徒たちとホテルスタッフの間に入ってお手伝いさせていただく中で、今時だなと思う点や生徒たちに感心する出来事がいくつもありました。
リハーサルの時に何を確認するかを明確に決めてきていたのでしょう。係の生徒たちは段取りよく音声や映像配信のテストを行い、会場内のどこにPCを設置すれば見やすいか、音声が聞き取りやすいようにするにはどうすれば良いか、あれこれと試していました。
配信にはGoogle Meetを利用していたのですが、さすが令和の高校生、PCの操作に慣れており、ほとんど手伝う必要はありませんでした。単に配信するだけでなく、チャット機能を活用していく方法、クイズの回答を集計するためにスプレッドシートを使うなど、社会人かと思うくらいに機能を使い倒していきます。
当日の役割分担もホワイトボードを使って明確にし、先生に協力をお願いする部分についても、誰が、いつ、どの先生に依頼するかなど細かく、素早く決めていきました。
本番はMCのおかげで大盛り上がり
当日は30分前から小道具やPCの準備に取り掛かります。私も生徒たちから必要なものの要望が出ればそれをホテルのスタッフにお伝えし、用意してもらう役割でサポートしました。
そして予定通りの時間には学年の全生徒が無事ログイン、音声や映像に問題なくスタートすることができました。ホテルのWi-Fiを利用していたのですが、ホテルスタッフが自慢するだけあって、200人が同時に接続してビデオ通話を行なっても問題が起きないのだから素晴らしいです。

「Youtubeの配信の現場ってこんな感じなのかな?」という感想が係の生徒から出てくるように、MCの2人がPCの前で軽快なトークを繰り広げながら、画面に映らないところでは係の生徒が動き回っていました。
前日からの準備の光景を見ていたため、「このレクリエーションを何とか成功させたい」「何も問題が起こらないでくれ」と、おそらく先生と同じ思いを抱きながら近くで見守っていました。
添乗員というよりは兄目線といえるかもしれません。
何も問題が起きずに無事レクリエーションは終了することができました。気がつくと、私も一緒に楽しんでしまっていました。添乗員らしい大きな仕事をしたわけではなく、係の生徒たちが本当によく頑張っていただけなのですが、係の生徒たちから感謝の言葉をいただけた時には、私自身もとても嬉しかったです。
今回は、添乗員の仕事の1つとして修学旅行のレクリエーションのお手伝いをさせていただいたエピソードをご紹介しました。
新型コロナウイルスの影響で全体で集まってレクリエーションで盛り上がることができないなか、先生や生徒たちの工夫と努力でオンラインでのレクリエーションを成功させたことには頭が下がります。
他の学校の先生方や他の添乗員に話せる印象的なエピソードとなりました。
添乗員をしていると、本当にいろんな出会いがあり、全てがとても面白いです。
協力してくださったホテルの方、ありがとうございました。
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