2020年から2021年にかけて猛威をふるっている新型コロナウイルスの影響で、
観光業界はとてつもなく大きなダメージを受けました。
特に海外旅行に関しては売上高が99%以上減となった会社がほとんど、
国内に関しても80%以上減となった時期もありました。
観光業界で働く人々の生活にも大きな影響は避けられず、
多くの会社でボーナスカット、基本給減などを行ったほか、
雇用維持のために他社に出向させるなどの対策がとられました。
人々が旅行をしなくなれば、添乗員の仕事はなくなります。
私のような派遣添乗員は、通常日給制のため、
仕事がなければ給料はゼロ、無収入となります。
実際、2020年4月〜9月の半年間、仕事は数日しかありませんでした。
10月から12月は給付金の審査業務、Go To トラベル関連業務や、
修学旅行添乗も2件ほどありましたが、
年末にGo To トラベル停止、年明けに緊急事態宣言となってからの
1月〜3月はほぼ仕事なし、4月以降もまばらでした。
収入が本当になくなってしまい、生活ができず、
精神的に苦しんだ時期もありましたが、
何もかも悪いことばかりではありませんでした。
このような状況になったからこそできたと言える、
貴重な経験を3つ紹介します。
他のアルバイトができた(リゾバなど)
これはもし正社員として働いていたらできなかったことだと思います。
同じ旅行業界でも、正社員として働いている人たちは、
基本給やボーナスをカットされ、仕事がなくても出勤させられる日があれば、
強制的な休日やリモートワークを強いられる日もあり、
残業代が出ないためサービス残業をする日もあるような生活をしながらも
他のアルバイトで収入を得ることが認められず、会社に縛られ苦しんでいました。
一方、派遣添乗員は日給制、社会保険は基本的にないこと、繁忙期と閑散期の波があることから、
元から副業が認められていたため、雇用維持のための補助金を受け取りながら
堂々と違うアルバイトで収入を得ることができました。
コロナウイルスの影響で長期の休みとなったことから、
給付金の審査のアルバイトを週に5日間ガッツリ行って安定収入を得ることができ、
また、夏にはリゾートバイトも経験することができました。
そこでの出会い、経験もまた、添乗員としての厚みを出してくれる学びになったのです。
いくら閑散期には仕事が少なくなると言っても1ヶ月以上休みが続くことはないため、
リゾートバイトにはなかなか手を出せないのですが、今回は行くことができました。
会社に縛られずある程度自由が利く立場であるという点については
派遣添乗員という働き方のメリットだと思います。

リゾートバイト先の下呂温泉にて
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お金のことを幅広く学べた
今回は補償を会社からもらうことができたとはいえ、
次にまた感染症や災害などで仕事がなくなったときにももらえるとは限りません。
仕事がなければ収入がないのが基本の派遣添乗員なので、
社会情勢や他人に左右されず、自力で稼ぐ力が必要だと思い、
お金について学ぶきっかけになりました。
正社員と違って仕事がなくても出勤させられることはなく時間はたっぷりあったため、
じっくりとお金や副業の勉強ができました。
このブログもその最中に開設したものです。
「コロナがきっかけでお金について考えるようになった」
という20代は全国的にとても多いようですが、
もしコロナ時代が到来していなかったら、
何事も考えずにただ添乗員としてなんとなく仕事をしていたのかもしれません。
普段話せない先輩と話せた
2021年春頃からはワクチン接種会場の仕事が多くなりました。
普段は海外担当、国内担当からさらに団体旅行担当、パッケージツアー担当と大きく4つに
担当が分かれており、違うセクションの添乗員と関わることはないのですが、
とにかく添乗案件がないため、みんなで接種会場の業務に入ります。
それが普段は会うことのできないような海外担当の先輩や、
まだ会ったことのなかった国内担当の先輩など、
多くの方々とお話する機会となり、経験談を多く聞くことができました。
通常、添乗の現場では当日に初めて会う添乗員と一緒に仕事をすることが多いのですが、
知り合いが増えたことによって、一緒に行く予定のツアーについて相談ができるようになり、
初対面の人と仕事をするというストレスも軽減されました。
コロナ禍で収入が落ち、旅行需要の復活が見えない状況でも辞めた添乗員は少なく、
先輩方と話していると、本当に添乗の仕事が好きで、どんな状況でも別の仕事をすることは
考えられないと思っている人が多いように感じました。
苦しい時でも自分が好きだと思うものを大切にしている先輩方の姿を見て、
憧れを抱いたのは言うまでもないことです。
海外添乗員の働き方、エピソードを知る上で、私がとても勉強になったなと思う本がこれです↓

まとめ
たしかに、コロナ禍で収入は大幅に減り、回復の兆しも見えない状況に陥り、
絶望的な気持ちになったのはこの1年半の間で1度や2度ではありませんでした。
それでも、添乗員という仕事が好きで、復活を信じて耐え、行動し続けた結果、
この機会にしかできない経験をたくさん積むことができたと思います。
仕事ができることのありがたみ、多くの人に支えられ、応援されていること、
人とのつながりの大切さなど、この1年半で多くのことを知ることができました。
これからも添乗員として人々の笑顔を生み出し、
ブロガーとして皆様の役に立つ情報を発信し続け、
この社会に貢献、お世話になっている方々への恩返しをし続けていきます。

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