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添乗員におすすめの本3選!この3冊で業界研究もスキルアップもできる

この記事では、添乗員や、旅行業界を目指す方々におすすめの本を紹介しています。
これらの3冊は、添乗員として活躍中の方々のスキルアップだけでなく、これから旅行業界を目指す人々が旅行業界のリアルを知るためにも大きく役立ちます。最後まで読んでいただき、ぜひお役立てください。

お客様と共に世界各地を旅する添乗員のお仕事は観光地やホテル、交通機関の知識だけでなく、トラブルなど様々な状況に瞬時に対応する冷静な判断力が求められます。

知識はガイドブックやインターネット、総合旅行業務取扱管理者や世界遺産検定といった資格などを駆使すれば身につけることができますが、「この状況ではこうする」といったノウハウは実際に経験するか、先輩に教えてもらわない限りは身につけることができません。

そこで、先輩が添乗中に体験したエピソードがまとめられている本が、様々な状況におかれた時の対処法の引き出しになります。これらの本によってノウハウや、先輩の添乗業務に対する考え方を学んでおくことは精神衛生上もいいことだと思います。ノウハウと言う武器を身につけることによって不安感が解消されるからです。

これから旅行業界を目指す就活生、若手派遣添乗員、旅行会社の若手社員の皆様にとって役立つ内容の本であると自信を持っておすすめしますので、興味を持った一冊からで構いませんので、ぜひ読んでみていただけたらと思います。

派遣添乗員ヘトヘト日記

「当年66歳、本日も“日雇い派遣”で旅に出ます」

私は、このサブタイトルに派遣添乗員の現実が詰まっているように感じました。
1冊目として紹介するのは、「派遣添乗員ヘトヘト日記」です。
修学旅行やパッケージツアーに同行している添乗員の多くは、その会社の社員ではありません。添乗員派遣会社から派遣された、“日雇い派遣”の社員なのです。そのため、あるツアーではA社の添乗員として、その次のツアーではB社の添乗員というように、毎回つける名札を変え、カメレオンのように変化します。

この本には、50歳で添乗員になった筆者の添乗中の様々なエピソードがまとめらており、それ自体がとても面白く書かれているため、楽しく読めます。さらに、業界用語の解説や旅行業界の裏側がわかる豆知識も詰まっているため、業界研究としても役立つ本です。

「え!?添乗員ってこんなこともするの!?」というエピソードから旅館の方々、ドライバーやバスガイドとの微妙な関係まで業界の裏側を丸裸にしています。

添乗のエピソードに限らず、派遣添乗員としてのリアルな生活が描かれているため、いわゆる業界研究本やネット検索で得られる情報よりも旅行業界での仕事や添乗員としての生活に関してよりリアルな内容を知ることができます。

この本でなければ知ることができない旅行業界と添乗員のリアルが詰まっているため、私はこの本が旅行業界、特に添乗員という職種に関しては最高の業界研究、職種研究本であると思っています。

セカンドクラスの添乗員

海外パッケージツアー担当の女性添乗員の実際に遭遇したエピソードを面白くまとめているのが「セカンドクラスの添乗員」です。

お客様やドライバー、ガイドとの面白いやりとりや駆け引き、出発前の対客電話、レストラン、観光、空港、ホテル、バスなどの様々な場面や、旅行という非日常空間ならでは(?)の複雑な男女関係、忘れ物についてのおもしろエピソード、そして女性ならではの、男性ガイドやドライバーから口説かれた時の対処法などが載っています。

2006年に出版の本ですが、旅行中のお手洗い問題や、添乗員とガイドの違い、荷物の個数が1つでも変わると大混乱すること、添乗員にもお客様にも不親切な行程(添乗員が行程を作成していると思われがちだが、そのケースはとても稀)などなど、現役添乗員にとっても「あるある!」「わかる!」と共感してしまう内容が盛り沢山です。「この場面はいずれ自分も遭遇しそうだ…」を恐れてしまう内容もちらほらあります。さすがに部分的には当時とは変わった、「写真撮影禁止の場所で撮影をしてしまったお客様の中で運が悪いとフィルムの巻き上げが始まる」など古い内容もありますがエピソード自体は今に通ずるものばかりで、リアルな添乗風景を知ることができる本です。

リアルな添乗風景と、様々なトラブルにどう対応しているかを知っておくことは、自分の添乗にも大きく活きてきます。先輩の対処法がそのまま自分のノウハウとして蓄積し、自分の経験でなくても経験値として積まれていくからです。
さらに、忍耐強さもつきます。本の中では、出発前の対客電話で「パスポートを忘れないように」と案内していたにもかかわらず、当日空港にパスポートを忘れてきてしまったお客様から「私がパスポートを忘れたのは添乗員が事前に案内しなかったせいだ」と言われるというエピソードが紹介されていました。こんな理不尽な場面はどうやらよくあるようなのです。こういうお客様は本当に不思議なもので、家の人に空港までパスポートを届けてもらうことを提案し、無事出発できると、「ピンチを救ってくれてありがとう」のような尋常ではない感謝をされたそうです。理不尽なことで文句を言われたり、添乗員ではなくても思いつくような問題解決方法を提案しただけで感謝されるなんて、添乗員の仕事と、ツアーに参加するお客様というのは本当に不思議なものだなと思います。

感動を創造する海外添乗員で世界すべての国を行く働き方

ワールド航空サービスでアフリカ5ヶ国を制覇、170ヶ国に添乗した筆者の添乗エピソード、大学生としての過ごし方のアドバイス、就職活動から添乗に出るまでの苦労話、体験談まで書かれています。この3冊の中では添乗のエピソードは最も少なく、就活に直接役立つ内容が多くなっているため、就活前の学生にとっては一番身近に感じられる本だと思います。

添乗エピソードはさすがワールド航空サービスというようなアフリカや紛争地域などマニアックな地域でのマニアックなエピソードが多くなっています。

この本では就活のアドバイスについて多くのページを割いています。私が驚いたのは、仕事選びは「不純な動機」でいいという考え方です。カッコつけて自分を大きく見せるよりは、素直な動機の方が仕事を好きになれるし、長く続けられるといい、私もこれには同意します。

添乗員に向いている人、なるためにはどうしたらいいかに加え、スキルアップの方法も書かれていました。
添乗員に向いているのはお世話好きで仕事が丁寧な人、反対に向いていないのは仕事が遅い人だそうです。様々な状況に瞬時に対応しなければならない添乗員ですので、仕事が遅い人が向いていないというのは納得です。
「添乗員になるためにはどうしたらいいか」については資格についての解説を含め、英語力の必要性や、必須の知識として世界史や地理をあげています。これから就活を迎える人、添乗員としてキャリアアップしていきたい人への自己啓発にぴったりの一冊です。

添乗中のリアルなスケジュール、心構え、気をつけること、やりがいや喜びまで書かれていることから、添乗員になった後のリアルな生活や仕事の状況を具体的にイメージできるため、就職後に「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐために役立ちます。業界全体の近年の変化や展望まで網羅されているため、巷の業界研究本の要素も含まれ、業界研究、職種研究がこの1冊でほぼ完成します。

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