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就活前に取るべき旅行業界の就活と実務に役立つおすすめの資格5選

旅行会社で働くのに、損害保険募集人(保険を売るための資格)資格が必要だと知っていましたか?
旅行業務取扱管理者やTOEICなど、配属や職種によって必須の資格や役立つ資格がそれぞれあり、資格がないと仕事の幅が広がらず、キャリアアップにも大きな影響が出てしまいます。

就活前に資格を取っておくと、自信にもなりますし、その業界についてある程度知識を持った状態で就活に臨むことができます。

学生の方なら資格は必ず就活前に取っておきましょう。
就活でのアピールになりますし、その知識は実務でも大きな役に立ちます。

※本ページはプロモーションを含みます。

就活前に取るべき旅行業界で役立つ資格

旅行業務取扱管理者

日本旅行業協会が実施している、旅行業界では最重要の資格です。
試験は、総合、国内、地域限定の3種類に分かれ、それぞれ年1回秋に実施されます。
6〜8月初めまでが申込期間となるので、6月頃になったら公式HPで確認しましょう。
大手の旅行会社を目指すなら必ず“総合”を取得して欲しいです。

この資格が最重要である理由は、2つあります。

・各営業所に1名以上、旅行業務取扱管理者を配置しなければならないと旅行業法で決まっている
海外旅行を扱う営業所には総合、国内のみなら総合か国内の資格を持つ人が1名以上必要
・旅行業界で働く全ての人に必須の知識

各営業所では支店長などのトップが旅行業務取扱管理者として届け出をしている場合が多いです。
もちろん、他にこの資格を持っている人がいれば、法律上では資格を持たずに支店長になることはできますが、この資格を持っていないと、なかなかキャリアアップできないのが実情です。

この資格を持っていると就活の際に本気度が伝わる上、期待感も高まります。
自分の自信にもなりますね。
入社後も、この勉強で得た知識が大きく役立つことになるため、ただでさえ覚えることが多い新入社員の時に、すでにこの資格を持っていると気楽に、早く仕事ができるようになっていきます。

この資格の勉強で身につく知識は必須であり、結局入社後に身につけることになります。
それなら、就活前に身につけておいて、有利に就活も進めましょう!

私が独学2ヶ月で合格率10%の総合旅行業務取扱管理者に合格した方法はこちら↓

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TOEIC

就活生の多くは受ける資格だと思います。

旅行業界においては海外に支社や営業所を持つような大手総合旅行会社に就職した場合に、TOEICの点数がそれらの海外拠点への人事異動の判断材料になります。

海外への異動を希望した場合、TOEICで一定点数取れていることと、英語面接などを経て異動となります。

TOEICの学習で身につく英語力は、旅行業務で使う英語力に繋がっていきますので、学習しておくのはとてもおすすめです。
実際、業界的にも英語からは離れられないという側面があるので、英語力は必須といえるでしょう。
目標がないと勉強できない!という人には定期的に行われる試験はいいツールになると思います。

・就活時に英語力を証明できるツール
・英語力を証明できれば必須ではない
・業種的に英語からは逃れられない

就活でTOEICの点数がどれだけ影響するかは不明確です。
私が新卒で入った旅行会社の同期には、TOEICを受けたことがないという人もいました。
ただ、英語力を証明できるツールの1つであることには間違いないので、自身の活躍のフィールドを広げるためにも高得点を取っておくことがおすすめです。

世界遺産検定

文部科学省後援、世界遺産に関する知識が身につきます。
旅行業界では総合旅行業務に次いでポピュラーな資格です。

国内外の世界遺産について登録理由や特徴、歴史まで幅広く網羅しているため、
各所について深い知識を身につけることができます。

・ツアー企画担当は持っている方がいい
・ツアー販売担当も持っている方がいい
・海外添乗員は必須
・営業担当の場合には営業力をつけること優先

レベルは4級〜マイスターまでの5段階です。
4級〜2級は誰でも受験できますが、1級は2級の取得、マイスターは1級の取得が受験条件です。
1級までは選択式の試験ですが、マイスターは論述式の試験で、世界遺産について意見を問う内容もあります。

試験内容は、4級が日本の全遺産+世界の有名遺産32件となっており、以降は世界の遺産の件数が順次増えていき、1級で世界遺産全件が試験範囲となります。
各遺産の知識だけでなく、世界遺産登録の流れや条件、理念といったものも試験範囲です。

旅行会社の業務では、主に企画部門販売部門で持っておくと役立つ知識です。
海外ツアーになると世界遺産は外せない観光スポットのため、業務と切っても切り離せない関係にあります。

営業職の場合でもいつどこの方面への旅行を担当することになるかわからないため、持っておくといい資格ですが、大きく役立つ場面は決して多くありません。
あくまでも一般教養という側面が強いです。
営業職に就く場合には、旅行業務取扱管理者を取ったら営業力や段取り力をつけることに時間を割いた方がいいでしょう。

高校までで日本史や世界史を学習していた人にとっては学習しやすい試験であると思います。
大学を日本史受験した私にとっては日本の遺産はある程度余裕を持てましたが、世界の遺産はカタカナが多く、どの遺産がどの国かなどとても複雑で苦労しました。
理念や登録要件、関係機関など比較的地味な部分もしっかり出題されるので、2級以上を受験する場合にはある程度時間をかけた学習が必要です。

公式HP:https://www.sekaken.jp/

世界遺産検定の詳細と勉強法はこちら↓

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旅行地理検定

観光地の知識にまつわる「旅行地理」についての知識を深める試験です。

観光の調査、研究、観光コンサルティング、観光人材育成を行うJTB総合研究所が主催しているだけあって、広く深く、実務的な知識が身につきます。

・ツアー企画担当は持っている方がいい
・ツアー販売担当も持っている方がいい
・各所を訪れる添乗員にも役立つ
・営業担当の場合には営業力をつけること優先

試験は日本旅行地理と世界旅行地理の2つに分かれ、それぞれに初級、中級、上級の三段階の試験があります。
中級で有名観光地の案内ができるレベル、上級になると観光業界のプロレベルとなります。
旅行業界で働くなら、最低限中級レベルは取得しておきたいものです。

世界遺産検定と同様に観光地にまつわる知識のため、企画、販売部門の方は持っておくと役立ちます。
今週は京都、来週は沖縄といったように各所を飛び回る添乗員もこれを勉強しておくと、毎回の下調べの時間が短くなって、業務効率を効率を上げることができます。

2021年6月より、それまで全国5箇所で実施されていた公開試験を取りやめ、専用会場のパソコンで自分に合った時間帯や会場で受験できるCBTシステムに完全移行しました。
よって、検定の申込、受験票交付、受験、合格発表の全てがオンラインで行われ、完全ペーパーレスとなりました。

公式HP:https://www.chirikentei.jp/

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観光英語検定

その名の通り、観光分野に絞った英語力の試験です。
あまりポピュラーな資格ではありませんが、海外関連の業務を行う場合に役立つ英語力が身につきます。

・旅行に特化した英語力を身につけられる
・海外添乗員や海外手配部門などで働く場合、取っておくと役立つ
・留学経験者、TOEIC800点以上、英検準1級の知識量と英語力があれば受けなくてもいい

試験は3級〜1級の三段階にレベル分けされています。
3級はTOEIC470点以下、英検3級レベルの初歩レベル、
2級はTOEIC470点〜600点、英検2級程度の中級レベル
1級になるとTOEIC600〜860点、英検1級の上級レベルになります。
1級受験には2級の取得が条件です。

2,3級の試験はマークシート、1級は記述と面接が試験の内容です。
2級までは一般的な旅行英語で、旅行業界で働く人以外にもおすすめできる試験ですが、1級では一般的な旅行英語から苦情対応、専門用語、各国の文化など一気に専門性が高まります。

海外添乗員海外手配担当など、頻繁に英語でやりとりする職種の場合には1級は取っておきたいところですが、営業職に就く場合でも海外案件や海外添乗を必ず経験することになりますので、2級は必須です。

公式HPにサンプル問題が掲載されているので、受験級選びに役立てるといいと思います。

公式HP:https://kanko.zgb.gr.jp/index.html

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番外編 通訳案内士

旅行業界の資格であることに間違いないのですが、ジャンルが異なるため番外編としました。

通訳案内士は海外からの観光客にその国の言語を用いて日本国内のガイドをするのが仕事です。
フリーランスとして働いている人がほとんどで、日当を収入源としていますが、繁忙期、閑散期の波があり、福利厚生もないため、この仕事のみで生計を立てている人は多くありません。

通訳案内士は高度な外国語能力と国内の地理歴史文化などについて高い知識を有すると認められる、語学系資格では唯一の国家資格であり、合格率は10%台と超難関です。
試験は筆記と口述があり、語学だけでなく地理や歴史も出題されます。

綿密な下調べが必要な仕事ですが、日本の魅力を伝えられるやりがいのあるお仕事です。

詳細はこちら:https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/about.html

番外編2 損害保険募集人

なんと、旅行会社で働くのに保険を売るための資格が必要です。

理由は、旅行保険の販売を行うからです。
営業なら団体向けの旅行保険プランを、店頭販売なら主に海外旅行の保険を販売することが多々あります。

旅行保険といえど保険なので、資格を持っていないと販売することができないんです。

しかし、これは就活前に取得しておく必要はありません。
私が新卒で入った会社の場合には、内定が出た後、入社前の11月〜12月頃に会社から受けさせられました。
当然費用は会社負担、確か内定式で勉強のためのテキストが配布されたような記憶があります。

保険会社の社員も受ける試験のため旅行保険以外の部分も試験範囲に含まれますが、試験自体はさほど難しくなかったので、苦労した記憶はありませんでした。
旅行保険の分野については旅行業務取扱管理者で学んでいたため、応用が利いたと思います。

営業や店頭販売では必須の資格になりますが、各社会社負担で受けられるはずなので、就活前に取得する必要はないでしょう。

おまけ 就職前に旅程管理研修は不要

旅程管理研修とは、簡単に言えば添乗員になるための資格です。
無資格でも添乗業務を行うことができますが、1つのツアーの添乗員の中に最低1名以上有資格者が必要です。
資格は国内と総合に分かれ、海外ツアーは総合の有資格者が必要になります。

旅行業協会や認可を受けた旅行会社、添乗員派遣会社が研修を実施し、筆記試験と実地研修(有資格者をチーフとするサブ添乗業務も可)を経て資格取得となります。

まれに就活前に数万円という研修費用を払ってこの研修を受ける人がいますが、旅行会社、添乗員派遣会社とも入社時に会社で無償でこの研修を実施するため、現場に出る前にほぼ必ずこの資格を取得できます。

よって、入社後に同じ研修を受けることになるため、就活前にこの資格の取得は不要です。

おまけ2 普通自動車運転免許を取って運転に慣れておく

以外に重要なのが普通自動車運転免許です。
旅行会社に入り、営業職に就いた場合には、都心エリアを除いて車での営業が基本になります。

実際、私も新卒で入った会社では宇都宮支店の教育旅行営業担当になり、毎日会社の車で担当校をまわっていました。
就活時点で免許を持っていなかった同期は内定後に慌てて取得し、運転に慣れぬまま入社となったため、車に初心者マークをつけて最初の頃は先輩が助手席に座って運転指導もしながらの営業となっていました。

地方で営業マンが初心者マークをつけた車で打ち合わせにやってきたら、なんだか不安になりますよね。
新入社員だったからまだ可愛げがあって許されたかもしれませんが…

免許は就活前に取っておいて、入社前には運転に慣れておきましょう!

資格を就活前に取るべき理由

入社したら資格の勉強どころではないほど忙しいからです。
勉強して身につけられる知識やスキルなら、学生のうちに身につけておかないと入社後に苦労します。

入社から最初の3ヶ月で会社のルール、システムを使い慣れる、そして4ヶ月目以降は自分の業務でどんどん忙しくなるというのが旅行会社の実情です。
平日の残業、そしてたまに休日出勤も当たり前で、平日は家には食事、風呂、睡眠のためだけに帰るような毎日を多くの社員が送っています。

そもそも、必須の資格、役立つ資格、必須の知識、役立つ知識が身についていない状態で仕事を始め、お客様と接しているという状況自体が不思議なんですよね。

経験は仕事をしなければ身につかないけれど、知識は勉強すればつけられるんです。
だから、知識は就職前に身につけておくのが当然だと思います。

仕事で必要なのは肩書きでなく知識とスキルです。
「資格は就活で有利ですか?」なんて質問が学生から出ますが、勉強の目的は資格取得ではなく、そこで得られる知識とスキルです。
旅行業界で資格を持っていないと就けないポジションに就けるのは資格を持っているからではなく、それに値する知識とスキルを持っていると期待されるからです。

だから、就職前に参考書を使ってちゃんと勉強しておくことが必要なのです。

まとめ 資格がないとフィールドが限られる

最後にもう一度念を押しますが、資格とそれに値する知識がないとフィールドが限られる上、お客様にご満足いただける仕事はできません。

就職後には資格取得に向けて勉強する時間は限られてしまいます。
就職前にしっかりと勉強をして、就活に臨みましょう。

旅行業界で働くなら、総合旅行業務取扱管理者、TOEIC730点はクリアしておきましょう。
その上でツアー企画や店頭販売部門なら世界遺産検定や旅行地理検定、営業なら対人関係のスキルアップと自動車運転免許、添乗員なら旅行地理検定や観光英語検定の取得を目指しましょう!

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