新橋といえばシンボルのSLがあり、オフィスビルや居酒屋が並ぶサラリーマンの街としてお馴染みですよね。
オフィスビルが立ち並ぶということは出張の方の滞在が多く、また東京駅や羽田空港のアクセスも良いため、観光客も少なくないエリアです。
今回はそんな新橋で2店舗を展開する「安心お宿」と2023年3月にオープンした新しいカプセルホテル「レンブラントキャビン&スパ」を比較してご紹介します。
新橋のホテル事情
新橋は東京駅や羽田空港とのアクセスが良く、新幹線や航空機利用時の前泊、後泊地としてのニーズがあること、JRだけでなく地下鉄やゆりかもめ、路線バスなどの交通の便がいいこと、虎ノ門や六本木などオフィスビルが立ち並ぶエリアや会議などで使われるような大きな宴会場を持ったホテルや貸し会議室が多いことなどが理由となって、ビジネスホテルやカプセルホテルが多い場所です。
新橋には遅くまで空いている居酒屋が多く、コンビニやドラッグストアも狭いエリアに複数あるため、周辺環境は抜群です。さらには、早朝から開いている牛丼チェーンやカフェもあり、素泊まりで宿泊しても朝食に困ることはないでしょう。仕事の前に早朝のカフェで一仕事も捗りそうです。
ホテルが集中する新橋の中でも人気なのが、都内や名古屋、京都に店舗を持ち、ご飯やドリンクの無料サービスを展開する「安心お宿」と、サウナに力を入れる「レンブラントキャビン&スパ」です。いずれもカプセルホテルですが、新橋のサラリーマンにはとても人気なんです。
安心お宿
安心お宿はサウナ付き大浴場を備えるカプセルホテルです。特徴はご飯や味噌汁、ソフトドリンク、アルコール、マンガや雑誌、アルコールなどの無料サービスが充実していることです。
各店舗に高速Wi-Fiとコンセント付き、フリードリンク付きのラウンジがあるため、PC作業にも適しています。
各カプセルフロアに広々としたお手洗い、洗面台、そしてウォーターサーバーまで置かれている、機能性抜群のカプセルホテルです。
新橋には駅近の新橋店と、やや大門方面へ向かったところにある汐留店の2店舗があります。
汐留店は機内持ち込みサイズのスーツケースまで入るほどの大きなロッカーがあり、ロッカーに入らない荷物はロッカーの上や他の荷物置き場を無料で使わせてくれます。新橋店は汐留店よりもロッカーは小さいですが、荷物置きスペースは無料で使わせてくれるので心配ありません。
スリッパから靴に履き替えれば気軽に外出できること、チェックインが12:00、チェックアウトが翌15:00と最大27時間滞在できるのも魅力です。(カプセル利用は15:00〜翌12:00)
安心お宿について詳しくはこちらをご覧ください。都内の安心お宿について詳しくご紹介するとともに、各店舗の比較をしました。
レンブラントキャビン&スパ
「磨く、繋ぐ、整う」をコンセプトとした男性専用のキャビン&スパ施設です。
フロアごとにサウナ、浴場、カプセル、コワーキングスペースといったようにそれぞれにコンセプトがあり、それに沿った設計になっています。
サウナが110℃の高温のものと95℃の2種類あり、水風呂も10℃以下の超低温と17℃のもの、浴槽も44℃のあつ湯と40℃のお湯のといったようにそれぞれ2種類ずつあります。
(※それぞれの温度はあくまで目安です。利用状況により変動します。)
サウナの充実度は安心お宿とは全く違います。コワーキングスペースを兼ねたラウンジにはサウナを題材にした雑誌が多数あり、サウナに入る前後に情報収集や勉強ができます。サウナーにはたまらない設備が揃っているのではないでしょうか。
タオルや下着類などの販売もあります。
ロッカーは決して小さくはないですが、ロッカーに入らない荷物置き場として1Fの荷物スペースを使うことができます。
5Fラウンジでは持ち込みも含めた飲食可能で、飲料やカップ麺の自動販売機、氷やお湯があります。
7〜9時限定でパンとコーヒーの軽朝食サービスがありますが、この時間以外は飲み物や食べ物は全て有料です。
両者の比較
料金:安心お宿
宿泊料金の面では季節や曜日によって若干の差はあるものの、概ね1,000円程度安心お宿の方が安いです。
レンブラントキャビンはサービスは必要最低限ですが、単にサウナを楽しんで寝るだけでいいという方には良心的といえるでしょう。
安心お宿の場合には、後述する多様なサービスの分も宿泊代金に含まれているので、自分が必要としないサービス分もお金を払うことになりかねません。
安く多様なサービスを受けられる安心お宿に対し、必要とするサービスに対してのみお金を払えば良いレンブラントキャビンという違いがあります。
ちなみに、日帰り利用の場合には価格が逆転する場合もあります。
安心お宿:2時間2,000円
レンブラントキャビン:90分1,780円、3時間2,380円、フリー2,980円
※2024年5月時点
また、レンブラントキャビンには朝風呂コース(5〜9時の間限定で60分1,180円)もあるので、夜行バスで東京に到着した際の利用、お仕事前のサウナなどの利用もおすすめです。
客層の大まかなカラー
料金相応といえばそれまでですが、安心お宿は安い分客層は多様です。
多くはビジネスマンの1人利用ですが、海外からのお客様も目立ちます。
レンブラントキャビンもビジネスマンが多いですが、会社員というよりは個人で仕事をしている方や経営者っぽい方が多い印象です。落ち着いてきちっとした大人が多いという印象です。海外からのお客様はほとんど見かけません。
どちらが良い、悪いというのはありません。ただ、このようにカラーは異なります。
サービス:安心お宿
安心お宿はこまめに清掃や備品の補充などでスタッフが館内を巡回してくれていますし、困ったことにも落ち着いてスピーディーに対応してくれます。
ラウンジのフリードリンクとご飯だけでなく、各階にあるウォーターサーバーや、1泊に1つドリンクやアイスのウェルカムサービスがあるなど、高コスパのサービスが充実しています。
レンブラントキャビンはある意味必要最低限といった感じで、必要なものがあれば追加で支払いとなります。ラウンジにフリードリンクもありません。あれこれと多くの無料サービスはいらないから、その分宿泊代金を抑えて欲しいユーザーやサウナに入って寝るだけの方にはレンブラントキャビンはいいかもしれませんね。
アメニティ:安心お宿
アメニティの充実度は安心お宿が抜群です。
レンブラントキャビンにはない無料アメニティでは、整髪料、スキンケア用品、館内用の手提げ袋などがあります。
ラウンジ:安心お宿
ラウンジにWi-Fiとコンセントがあり、PC作業ができるのは共通です。
安心お宿にはフリードリンクやご飯、味噌汁、アルコールサービスがあります。(※時間制限あり)
一方、レンブラントキャビンには個室のワークブースが設置されています。
安心お宿のラウンジは人が多くて混雑している上、夜には無料アルコールサービスもあるので、仕事に打ち込む人でなくお酒を楽しむ方、食事をする方など設備面の影響もあり様々な人が混在します。一方、レンブラントキャビンはPC作業をしている人、静かに読書をしている人が多いです。そのため、落ち着いて過ごせるのはレンブラントキャビンであると感じます。
大浴場:レンブラントキャビン
レンブラントキャビンにはサウナ2種類、浴槽2種類、水風呂2種類、外気浴スペース、シャワー、ウォーターサーバーと、サウナに入る上で必要なものがしっかりと揃っています。
安心お宿の利点としては、様々なメーカーのシャンプー、リンス、ボディーソープが置かれていることと人工温泉です。脱衣所は安心お宿の方が広くつくられています。
安心お宿にもサウナはあり、店舗によってミストサウナとドライサウナが異なります。ちなみに、汐留店はドライサウナ、新橋店はミストサウナで、水風呂はありません。
カプセル:レンブラントキャビン
カプセルはレンブラントキャビンの方がやや広く、防音にも優れていました。布団や枕についてはそれぞれ好みが分かれるでしょうが、静かな空間で快適に眠ることができます。どちらの宿も枕元コンセントやテレビは完備です。
安心お宿にはハンガーがあり、タオルなどをかけることもできます。
館内の利便性:安心お宿
安心お宿は無料の手提げ袋を利用できるため、荷物を全てロッカーにしまい、必要なものを手提げに入れて館内で持ち運ぶことができます。レンブラントキャビンでは多くのカプセルホテルと同じように都度ロッカーで荷物の出し入れをするか、自分の鞄で持ち歩く必要がありました。
また、安心お宿は各フロアにトイレや洗面台があり、数も多いのでいつでもスムーズに利用できます。レンブラントキャビンはトイレは各階にありますが、洗面台はロッカールームにあるのみです。
安心お宿は外出も靴を履き替えるだけなので簡単です。レンブラントキャビンはフロントに申し出て手続きをする必要があります。
※清潔度、広さ、混雑具合、アクセス、周辺環境は記述するほどの差がないと感じました。
まとめ
サウナ好きならレンブラントキャビン一択、サウナにこだわりがなく安くて機能が揃った宿に泊まりたいなら安心お宿が私の結論です。
また、集中してPC作業など仕事に取り組みたい人にもレンブラントキャビンをおすすめします。
安くていろんなサービスが揃っているのが安心お宿、シンプルですがサウナのクオリティが高く、落ち着いた雰囲気なのがレンブラントキャビンと捉えていただければいいと思います。
詳細とご予約は下のボタンをクリックして確認してみてくださいね。