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日光では“湯波”京都では“湯葉”2つの表記は場所による違い!

天然かき氷、そば、とちぎ和牛、パンに和菓子など、日光は東照宮だけでなくグルメの宝庫でもあります。

その中でも代表的なのが、日光への修学旅行でも必ずメニューに登場する「湯波」です。

今回はそんな湯波について、「名前は聞いたことあるけど湯波ってそもそも何?」「湯“葉”じゃないの?」「何で日光の名物になったの?」」といった疑問を解決していきます!

「湯葉」「湯波」とは

「ゆば」とは豆乳を過熱した時に表面にできる薄い膜のことです。お吸い物の具として食べる方法、お刺身として醤油をつけて食べる方法など、様々な食べ方があります。

大豆の上質なタンパク質を多く含み、必須アミノ酸や鉄分、カルシウム、ミネラルを豊富に含む食品で、消化も良く、低カロリーな食品です。

鎌倉時代に中国から日本に伝わった「ゆば」でしたが、当時は高級食材であり、食べることができたのは公家などの富裕層でした。やがて参詣客に向けてお寺で精進料理として振る舞われるようになり、現在まで受け継がれてきました。現在では、精進料理としてだけでなく、料亭でも振る舞われ、日光ではレストランや旅館、ホテルでも味わうことができます。さらに、家庭料理としても親しまれています。

日本を代表する「ゆば」の特産地は日光と京都です。それぞれ製法に違いがあり、日光では「湯波」、京都では「湯葉」と漢字の表記も異なります。

日光では膜の中心から二つ折りになるように取り出す製法のため、出来上がりは分厚く、しっかりとした歯応えがあるのが特徴です。一方、京都の湯葉は膜の端から取り出す製法のため、出来上がりは薄く、柔らかな歯応えになります。

日光と「湯波」の歴史

鎌倉時代や室町時代頃、日光では山岳信仰が盛んになり、輪王寺を中心に修行の場として多くの僧や修験者が日光に集まりました。そこで、魚類にかわる栄養のある食品として出されたのが日光湯波の始まりと言われています。それ以降も、長きにわたって精進料理として親しまれてきました。

江戸時代に入り、徳川家康が日光に祀られるようになると、その参拝客に向けても湯波が振る舞われるようになりました。

明治時代に入ると、一般にも広がり、現在のように家庭でも親しまれる味に発展し、現在に至ります。

日光の湯波グルメ

日光で味わえる湯波グルメは紹介しきれないほど多岐にわたっています。

・さかえや 「揚げゆばまんじゅう」
・龍頭之茶屋 「ゆばソフトクリーム」
・魚要 「湯波そば」
・和み茶屋 「ゆば懐石」

などは人気があります。

また、宿泊先の旅館やホテルでの夕食の際に湯波を使った料理が出てくることが多いです。個人的な印象としては「おひたし」で出てくるパターンが多いように感じます。

まとめ

いかがでしたか?「ゆば」の歴史や京都と日光での違いをご紹介しました。

「ゆば」は様々な料理にアレンジできて使い勝手の良い健康食品で、どんな料理との食べ合わせでも不釣り合いになることはなく、他の料理の見た目や味を邪魔することがありません。

みなさんも、日光へ行ったらぜひ「湯波」を召し上がってみてくださいね!そして、ぜひご家庭でもゆば料理にチャレンジしてみてください!いつもの夕食にゆば料理を一品追加するだけで見た目にも栄養的にも彩りが出てきますよ!

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