「秋葉原にこんなにもワクワクするホテルがあるなんて…」
これが私の宿泊時の率直な感想です。
ノーガホテル秋葉原は周辺のホテルより価格帯が一段階高く、チェーンのビジネスホテルが多い秋葉原や神田エリアでは別格のシティホテルです。ホテルは電気街口からホテルへの道は電化製品のお店やコンカフェが多く立ち並び、メイドなどのコスプレをした女の子たちが呼び込みをしている中を抜け、大通りから路地を少し入ったところ、まさに電気街のど真ん中に立地しています。
黒を基調とした高級感あふれる外観と内装、地元の企業とコラボしたアメニティ、趣向を凝らしたBGM、館内の各所に飾られたアート、本格的なスパニッシュイタリアンレストランが、館内に一歩踏み入れただけで秋葉原という都会の喧騒から引き離し、別世界へといざなってくれます。まさにオアシスです。
この記事では、ポップカルチャーの街、秋葉原のオアシスと呼べるノーガホテルについて詳しく解説します。一流の音楽、アート、お食事、ものづくりに触れ、一度泊まると、「また泊まりに来たいな」と思える、そんなホテルです。
<ノーガホテル秋葉原はこんな人におすすめ>
・東京観光に便利な立地に泊まりたい
・いつもよりちょっと贅沢なホテルステイを楽しみたい
・広い部屋でなくていいから綺麗で高級感あるお部屋に泊まりたい
・豪華で本格的な食事も楽しみたい
・ホテルのバーでゆっくりお酒を飲みたい
・美術館が好き
・音楽が好きで音にこだわりがある
・eスポーツ好きなゲーマーさん

ノーガホテル秋葉原3つの核
ノーガホテルは「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」をコンセプトとして2018年に誕生したホテルブランドです。地域と深くつながることで生まれる経験を大切にしています。秋葉原は2020年9月1日にオープンしました。ちなみに、2駅隣の上野にあるホテルが第1号です。
秋葉原はポップカルチャーが栄え、日本の中でも有数の文化都市です。ホテルは「音楽とアートと食」を核として地域と融合しつつも、館内に一歩踏み入れると外の喧騒からはかけ離れた落ち着いた空間が広がっています。エントランスを一歩踏み入れた瞬間から、洗練されこだわり抜かれた空間の中で粋な文化に触れることができるホテルです。(秋葉原の文化といっても、館内にはアニメ、マンガ、メイドといった要素はありません)
音楽
各部屋にBluetooth対応のスピーカーを置いています。デラックスツインルームには各部屋ごとに厳選したハイエンドオーディオを設置しており、お部屋の中で自身のオーディオ機器と接続してお気に入りの音楽を楽しめます。
ラウンジにロビー、レストラン、エレベーターなどの各所にも、その場所に合ったスピーカーを選び、BGMを流しています。時間帯に合わせてテンポやスタイルが異なる複数のプレイリストがあるので、夕方、夜、朝のBGMの違いに着目してみるのもおすすめです。
毎週金曜日の20時〜23時はDJがその場で選曲する“LOUNGE MUSIC”を開催しています。このために、ホテル2階にはDJブースが常設されており、他の曜日や時間帯でも、中を覗くことができますよ。
アート
常に変容していく文化の街である秋葉原をヒントにした現代アート作品が館内の至る所に展示されています。絵が好きな方にとっては、美術館気分で館内を巡ってみるのも楽しいかもしれませんね。
食
ホテル1階には、イタリア人スタッフも在籍している本格的なスパニッシュイタリアンのレストランがあり、終日にぎわっています。事項で詳しく解説します。
丸一日楽しめる本格スパニッシュイタリアン
ホテル1階には「スパニッシュイタリアン」をテーマに、朝食からランチ、カフェ、ディナーにバーまで1日中楽しめるオールデイダイニング“PIZZERIA&BAR NOHGA”があります。カフェタイムとなっている14:30〜18:00がハッピーアワーとなっているため、早い時間帯から安くお酒を楽しむことができます。
(朝食メニューにアルコールが載っていたのは少し驚きました…飲む人いるんですね。)
スペインバルスタイルでいつでも誰でも
カウンターとテーブル、テラス席に分かれ、おひとり様から団体まで、お食事からコーヒーだけ、ちょこっと飲みなど様々な客層に対応するスペインバルスタイルをとっています。
店内に一歩入ると秋葉原の喧騒からは一瞬でかけ離れたおしゃれで落ち着いた空間です。食事をする前から、中に入るだけで別世界に来たような感覚になります。夜になると気の合う友人たちとお酒を飲みながら談笑する人々の楽しそうな空気に包まれます。
価格帯がやや高めのレストランのためか、お客様も上品で仕事できそう、お金持ってそうなオーラのある、パワフルでイキイキとした人ばかりでした。
宿泊者以外ももちろん終日利用可能です。宿泊者にはチェックイン時にワンドリンクコインがもらえ、ウェルカムドリンクとしてスパークリングワインかジンジャーエールを飲むことができます。このレストランを利用するなら、その前にチェックイン必須ですね。
本格石窯で職人が焼くピザ
オープンキッチンにはナポリから輸入した本格的な石窯があり、職人が毎日腕を振るいます。ここで焼くピザや、朝食のフォカッチャは絶品です。みんなでシェアして楽しめるタパス、種類豊富な生ハムやサラミ、パスタといった本格的な料理を楽しめます。
私は、16時頃にチェックインしてすぐにレストランに行き、チーズケーキとウェルカムドリンクのスパークリングワインをいただきました。
朝食は予約時につけるべし
朝食は石窯で焼くフォカッチャのプレートにスープとドリンク、5種類から選ぶ卵料理がつきます。私はマッシュルームのオムレツをチョイスしました。この日のスープは新玉ねぎの冷製スープです。できたてのふわふわトロトロのオムレツ、焼き立てのもっちりとしたフォカッチャは、プレートに載っているチーズやサーモンなどと相性抜群で、最高のゆったりとした朝食になりました。朝食はチェックイン時につけると1980円ですが、予約時につけると500円前後お安くなっています。予約時のお申し込みがお得です。
朝食 7:00〜10:00(9:30L.O.)
ランチ 11:30〜14:30
カフェ 14:30〜18:00
ディナー 18:00〜23:00(22:00L.O.)
バー 23:00〜27:00(26:30L.O.)
日曜・祝日最終日 22:00close
月曜日 23:00close
☆ハッピーアワー 14:30〜18:00


客室
地域とのコラボアメニティ
「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」がコンセプトのノーガホテルでは、アメニティや室内設備にも、近隣地域のデザイナーや企業を中心に連携した、オリジナルのコラボプロダクトが使われています。SyuRoのアメニティボックスやティッシュケース、まるよ茶屋のお茶、SAKUZANの美濃焼のカップ、OSAJIのシャンプーやソープ類、モラルテックスのタオルと多くのアメニティがコラボプロダクトです。これらの一部はホテルのフロントで購入することができます。秋葉原エリアではホテルにいながらして、地域のものづくり文化をここまで楽しめるホテルは他にありません。着心地のいいATMOSPHERE JAPONのルームウェアや、ふかふかのスリッパも気持ちがよかったです。
ベッドはシモンズ製、枕はATMOSPHERE JAPON製と、快適な睡眠への妥協なき追求も欠かしません。
(OSAJIのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープは使うだけで髪も肌もしっとりして、すごく気に入ったな…)
音へのこだわり
各客室に音にこだわったスピーカーが設置されています。Bluetoothで繋げて好きな音楽を楽しんだり、ラジオを聴くなど、お部屋の中で高音質な自分の大好きな音楽に包まれる生活が体験できますね。
テレビにはミラーリング機能があり、YoutubeやDAZN、Netflixなどの動画も大画面で楽しむことができます。
テレビの下にこのようにスピーカーやティーセットが揃っています。冷蔵庫にあるペットボトルのお水はサービスです。
7種類の客室
スタンダードタイプ3種
スーペリアダブル:カップルにおすすめ
ツイン:2名まで宿泊可能
私はスーペリアダブルルームに宿泊しました。
丸テーブルの上にホテルの案内と周辺の印象店や観光情報の記載がある冊子が置かれています。ビジネスホテルと違って物が少ないため、全体的に落ち着いた印象です。
こだわりの寝具もシミやシワがなく清潔に保たれ、しっかりと整えられています。枕もとには充電のコンセントと、電気のレバー型のスイッチがあります。写真右側には読書灯も付いているので、ベッドの上での読書もゆったりと楽しめます。
地域企業とのコラボによって生まれたティーセットはテレビ下にあります。
洗面台もとても清潔にお手入れがされています。洗面台上の金の箱の中に歯ブラシ等の小物類が収納されていて、洗面台下にタオル、その下の段にドライヤーとルームウェアがあります。
シャワールームもしっかり清潔に手入れがされていて、水あか1つありませんでした。写真には入っていませんが、レインシャワーも備え付けられており、温かいシャワーを全身に浴びることができます。
お手洗いは便器の黄ばみや汚れが全くなく、快適に利用することができます。
コンセプトルーム4種
スーペリアツイン:広めのツイン。ベッド幅はツインより10cm広い。
いずれも追加料金を支払い、エキストラベッドを追加することで3名での宿泊が可能です。デラックスツインはソファとテーブルを置いたリビングスペースがあり、セミダブルサイズのベッドを使用しています。
ゲーミングバンク:2段ベッド
ゲーミングルームは秋葉原ならではと言えるでしょう。eスポーツの運営会社と共同で作りあげました。ハイスペックゲーミングPCにヘッドセット、その他様々なゲームに対応できる機器を揃えています。ゲーミングツインルームはシングルベッド2台にユニットバスなのに対し、ゲーミングバンクは2段ベッドにシャワーブースという設備面の違いがあります。たまには、ホテルの部屋にこもって好きなゲームを楽しむのもいいかもしれませんね。

アクセス
ホテルへのアクセス
JR秋葉原駅電気街口から徒歩6分、地下鉄銀座線末広町駅から徒歩4分の場所にあります。中央通りから路地に入った、雑居ビルが立ち並ぶエリアの中に、生い茂る木々とそびえ立つ高級感ある黒い建物がホテルです。
駐車場は1泊3,000円で利用できます。写真の向きでホテルに向かって左側の十字路を右に曲がったところが駐車場です。
こちらがホテルの入口と、レストランのテラス席になっています。右側の自動ドアを入り、正面の階段を上がっていくと2階にフロントです。自動ドアを入った後、左側に進んでいくとエレベーターもあります。
(レストランの中に入っていくように進むため少し気まずさを感じるかもしれませんが、スタッフさんは慣れているので、気にしなくて大丈夫ですよ)
タクシー利用の方向けに主要駅や成田空港、羽田空港からの目安の所要時間や料金がHPに載っていますのでご参考ください↓
https://nohgahotel.com/akihabara/access/
周辺観光
秋葉原は東京駅まで2駅5分、新宿駅まで16〜19分という、全国各地からのアクセスに優れた場所です。JRの他にもつくばエクスプレスや地下鉄日比谷線、末広町駅からは地下鉄銀座線が利用できます。
これらを駆使すると、浅草へは10分、東京スカイツリーへは15分、渋谷へは25分、池袋へは20分、東京ディズニーリゾートのある舞浜まで30分、横浜へは40分と、首都圏エリアでの観光にとても便利です。
客室には周辺の観光施設や飲食店情報をまとめた冊子が置いてあるので、周辺で食事を取る方は参考にしていただくといいと思います。近場の観光スポットには上野動物園や東京ドーム、神田明神が挙げられます。神田明神は徒歩5分、上野動物園も20分弱なのでお散歩がてら行くのもいいかもしれません。
地域の文化を体験し、感性を磨こう
ノーガホテル秋葉原は地域企業や職人、アーティストとのコラボレーションによって作られた、「地域密着文化体験型ホテル」(私が勝手に命名)です。音楽、アート、食、室内のアメニティに触れていくうちに、感性が自然に磨かれていくような感覚を味わいました。五感で味わえる様々な景色、香り、音などにそれまで気づくことのできなかった魅力を見つけていく力が磨かれたように思います。
あなたも、東京観光や、出張に便利な秋葉原という場所で、一流の音楽、アート、食の文化に触れるここでしかできないホテルステイをしてみてはいかがですか?
・「音楽とアートと食」が核
・「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」をコンセプトに地域企業との上質なコラボ製品を使用
・本格スパニッシュイタリアン
・7種類の客室全室にスピーカー
・都内各所からのアクセス良好
ご予約はこちら↓

公式HP:https://nohgahotel.com/akihabara/
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