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コロナ時代の旅行動向と旅行先での感染症対策・混雑回避のポイントを解説

2022年度に入って緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置は全て解除され、街は日常を取り戻しつつあるように感じます。

そろそろ旅行に行こうかな…と考え始める方も多いようです。
その一方で、旅行に行きたいけど人が多いところに行って自分が感染してしまったり、誰かに感染させてしまうことへの不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

そこで、この記事では観光庁のHP「旅行における感染症対策」をもとに、現在の旅行の動向や特徴、混雑を避けて旅行をするために抑えるべきポイント、旅先での各機関や施設の感染症対策についてまとめました。
各機関や施設が行っている感染症対策や、自分自身でできる感染症対策を正しく知ることで、少しでも不安を軽減できるような記事になっています。

コロナ時代の旅行の動向

ここ2年間は旅行需要自体が少なく、旅行をしたとしても隣県など近い場所で短期間が主流でした。
「混雑回避」を重視する観光客が多かったことから、公共交通手段よりも自家用車やレンタカーを使った移動、コテージでの宿泊や部屋食人気の高まりが特徴でした。

しかし、今年の春ごろから少しずつ変化が出始めています。

・GW期間中の旅行者は前年比約1.7倍
・遠方への旅行が増加
・日数の増加に伴い旅費も増加
・同行者が家族から友人へ
※いずれも執筆時点での見込み

このような変化、特徴が見られるようになっています。

近距離、短期間、旅費は抑えめな傾向の方が未だに強いのですが、2020年〜2021年に比べると、長距離、長期間、贅沢な旅行との差は縮まってきており、徐々に長距離、長期間で旅費を多めにかけていく旅行が増えてきています。

今年のGWは1,600万人が旅行に出かけ、平均旅費は34,500円となっています。
期間は1泊、2泊で68%を占める(1泊36%、2泊32%と大差なし)ように、1泊〜2泊が主流になります。
旅行先は20%が関東で最も多く、次いで近畿15%、東海10%、九州10%となっています。
交通手段の62%は自家用車またはレンタカー利用であり、鉄道は38%、航空機利用は20%です。
宿泊ではホテルや旅館の割合が増加し、キャンプやコテージなどの割合は減少となりました。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000866.000031978.html

動向から見る混雑回避のポイント

混雑回避のためには以下のようなポイントを意識するのがおすすめです。

・出発のピークを避ける
(駅や空港、SA等の混雑のため)
・人気の旅先を避ける
・自動車を利用
・大きなホテルや旅館、混雑するビュッフェは避ける

旅先としては、都市部の超有名観光地は人が多くなりがちです。
どうしても有名観光地に行きたい場合には、午後は避け、朝の早い時間帯にしましょう。朝の早い時間帯であれば比較的空いています。
基本的には有名観光地を避けて車以外の交通手段に乏しい地方の温泉などに行くのがおすすめです。桜の季節は終わりを迎えてきましたが、代わりに新緑が美しいエリアが増えてきています。

このような温泉地にある旅館では、お部屋食を提供している旅館も少なくありません。ご自宅近くの温泉地にある、お部屋食を提供している旅館を調べてみてはいかがでしょうか?
楽天トラベルにお部屋食の特集がありましたので、参考になると思います。以下のバナーをクリックしてチェックしてみてください。

宿泊施設の感染対策

入館時に検温と消毒を行なっています。また、館内でのマスク着用、黙食を呼びかけているのはどの施設も共通です。
施設によっては、健康チェックシートの記入を求める場合や、在住エリア限定の割引プランを提供しているところもあります。

大浴場のあるホテルや旅館では、大浴場の人数制限や、客室のテレビや館内の看板等を使って混雑状況がわかるようにする、入浴の時間をチェックイン時に指定して予約するといった措置を行なっている場合もあります。

ビュッフェでの食事の場合には、朝食、夕食を問わずチェックイン時にお客様自身で入場時間帯を選んでもらうことで、一部の時間に集中することなく混雑を避けるように工夫しています。会場入口で消毒を行い、料理を取る際にマスクの着用、手袋の着用を呼びかけています。

食事会場、レストランでは座席数を減らして距離の確保、座席の間にパテーションやアクリル版を設置して対策を取っています。

飛行機・鉄道・バスの感染対策

いずれの交通機関も常に空調を作動させ、古い空気を排出し、新しい空気を常に入れ続けています。

新幹線や特急列車では座席の回転をしないよう呼びかけることで、対面での会話を避け、感染リスクを減らしています。
飛行機では、降機の際に座席の列ごとに時差をつけ、一度に大勢が通路に溢れないようにしています。

高速バスや貸切バスでは、乗降口にアルコールを設置し、乗車時に消毒を呼びかけています。
予約を受け付ける段階で、1人で2席を利用し、他のグループの方と並んで座ることがないようにしているケースもあります。

観光庁は乗客に対しても、公共交通機関の利用時にはマスクを着用すること、鉄道利用時には空いている車両を選ぶこと、自動車でお出かけの時には車内の換気を十分に行うことなどを求めています。

観光施設・レストランの感染対策

こちらも入場時にアルコール消毒を行います。レストランの場合には検温を行う場合も多いです。観光施設によって、健康チェックシートを記入する場合もあります。

チケット自体をオンラインにする箇所が増えています。遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」 のようなサイトに委託してチケット販売を行うことで、チケットカウンターでの混雑緩和、入場時間指定制にすることで施設内での混雑緩和、チケットもぎりを無くすことでスタッフとお客様の接触の回避といった効果があります。アソビューは全国各地の様々な観光施設を事前に予約し、多くの施設で事前予約割引を利用したり、貯まったポイントを利用して割安に観光することができます。現代のお出かけ、旅行に必須のツールです。
また、ショーやパレード、イベントの際には大声を出すことはNGです。

レストランでは大皿料理で提供することをやめ、個々に盛り付けて提供する形態に変更している場所もありますが、中華料理など伝統的に大皿で提供しているスタイルの場合には手袋の着用やマイトングの利用などの対策をしているところもあります。
観光庁では飲食時の感染リスク軽減のため、お客様自身の黙食も呼びかけています。

まとめ

旅先で感染症にかかってしまう、あるいは不特定多数の人にうつしてしまうという不安感を捨てられない一方で旅行に行きたいという人は少なくないと思います。

この記事を読んで、混雑する日時や場所を避け、対策を1人1人が気をつけていれば、旅行自体は十分に楽しむことができるとご理解いただけたのではないでしょうか?
自動車を利用した移動で不特定多数の人との接触は避けられます。宿泊施設での感染がどうしても気になるという方は、お風呂付きのお部屋、お部屋食のお宿を選ぶことで人との接触機会はかなり減らせます。

また、政府はGotoトラベル事業について、2021年11月に新たな形態で再開すると発表していますが、現時点では未定のままです。内容についてはある程度固まっているようで、「Gotoトラベル事業公式ページ」に記載されています。
少しだけ内容を紹介しておくと、前回35%だった割引率は30%に低下、地域共通クーポンの金額も旅費の15%だった前回に対し、平日3,000円、休日1,000円の固定制に変更になっています。現時点では、お得度は下がる印象が強いですが、続報を待ちましょう。